チーロ開発当時はまだ、冷たくて重たいイメージのあった充電バッテリー。
毎日持ち歩くものだからこそ、高い機能面や安全性と同じくらい、そのデザインにはこだわりました。一番に目指したのは老若男女、誰しもがかわいいと感じるデザイン。
言わば、小さな子犬や子猫を見て“かわいい”と感じるように、本能で感じるかわいさです。手に触れたときの滑らかさや、程よい丸みや、やさしく淡い繊細な色味や…。
一時の流行や特殊なデザインにかわいさを託すのではなく、本能的に心地よく、かわいいと感じるデザインがいい。微妙なテイストだけに、最初は現地工場の中国人スタッフにも意図するデザインが伝わらず、完成までには苦労しました。
それでも妥協せずコミュニケーションを続け、無駄な要素を削り、そぎ落とし続けた結果、いまのチーロシリーズのデザインが完成。
鹿児島の方言で【かわいいもの=チロ】という名前の由来を持つチーロらしいデザインが実現したのです。