PAGE 2/9最初のヒット商品への道のりは、いたって地道な積み重ね

実はチーロも発売から一年間ほど、いわゆる“鳴かず飛ばず”な時代がありました。知り合いに売れたり、ネットでたまに売れたりする程度。
でも理由は簡単、あまりに無名過ぎたから。
そんなチーロの良さを広めるために、スタッフたちも色々と知恵を絞りました。

まずは、ネットショップの管理担当スタッフ。
チーロの販売は Amazon でのネット販売が中心だったので、彼はチーロの発売開始以来、毎日毎日 Amazon の画面をみては、ネット販売の研究を重ねてきました。

「大手企業でもなく、店頭販売も少ないチーロの良さをどうやったらネットで伝えられるんだろう?」画面のチェックは、ほぼ 5 分おき。
会社にいるときも、ランチのときも、ベッドに入って寝る前も。
来る日も来る日も休むことなく、5 分おきにチェックします。とてつもなく地道なにらめっこを続けること約半年。

「なんとなく、商品が売れる傾向が分かってきた」そう感じ始めて程なく、チーロの売れ行きに変化が見え始めました。
先月は 5 万円、今月は 10 万円。
そのまた次の月は 20 万円に、という風に売上は右肩上がり。

そうして発売から約 1 年後。気づけば全社員総出で1日 1800 個を荷詰めする毎日が始まっていました。

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  • ネットのチェックが日課の Amazon 担当ビクトル。「担当になってからは、毎日の売上が分かる夜 12 時前は就寝しことがありません」と笑う。